「燃えつきた人間」に対して起こりうること

社用車の定期点検+オイル交換に行ってきました。
点検をしてもらっている間、グレアムグリーンの「燃えつきた人間」を読んでました。

「何かお入用の物はありませんか?」

「何もありません。わたしは何も欲しくありません」そのあとへ、

「だから困るんです」と附けくわえたい気持ちだった。

グレアム グリーン (著), 田中 西二郎 (翻訳) ,燃えつきた人間 Kindle版

40分ほどと聞いていたのに、20分くらいで終わり、整備士さんとオイルの確認後、会社に戻ることに。
戻っている途中に、
「あれ?何かがおかしい」
となり、電話で確認したところ、最初に対応してくれた女性の方が
「オイル交換のみで定期点検を忘れてしまっていました。」
「指示を忘れました。申し訳ございません。」
とのこと。
こちらも、今は暇だし、とりあえずは引き返すことに。
ただ、運転はまだまだ不慣れな上に、大回りしないと引き返せず、カーナビでも道を間違えるし、さらには危うくぶつけそうになるし、無事着いたものの、気持ちとしては散々な状態でした。

そして、グリーンの「あんな小説」読んでいたからだと、思ってしまったり、そもそも「燃えつきた人間」は僕のことだと思ってしまったり。

いい感じで気分が落ちた一日となりました。