感想
登場人物の個性的な言動にやや感情移入をしづらいところもあったりしたが、全体として、引き込まれて、ぐいぐいと読んでしまう物語でした。
後半部では考えされられる箇所があり、日々の生き方を見直そうかとも思ったりもして、読了後に体が活性化された感じもありました。
この特捜部Qのシリーズは1巻も読みましたが、お勧めのシリーズかと思います。
独り読書会
アサドって何者だ?
イラク人部下のアサドのいきなりな言動に少し、うんざりする場面もあり。
例えば、この箇所
アサドはキミーの抗議をよそに、バッグのファスナーを開け、逆さまにして揺すった。
→確かに、証拠となるものが入っていると聞いて、すぐに見たかったもしれないが、出し方が荒いし、その中にはもっとすごいものが入っているのに・・・、とびっくりしました。
→アサドはキミーに殺されてもおかしくなかったと思ってしまった
狩りの魅力とは?
狩りという自分には縁もゆかりもない世界の話で、今まで何でこんなのを好きになるんだとも思ったが、読んでいくうちに、自分もやってみたいと思ってしまった。お金持ちのみに許される道楽なのだろうか。何とも危険な魅力がありそう。
この本を読んでよかったと思う箇所
事は時機を逃さず果たせ、という言葉が頭の中をめぐっていた。時間があるように見えても、突然、間に合わなくなってしまうこともあるのだ
→そうだよな、確かにそうだよな。と切実に思ってしまった。
→ただの小説だろうと思っていたけど、最後の最後に、自分に投げかけられた感じがしました。
映画化もされている
また、映画にもなっているようです。
amazon primeだと無料で見れるようですね。